掛け合わせの効力

お久しぶりです。 

 

最近あまりブログに書くネタが無く?というか刺激的なことがあまりなかったので、筆を置いてしまっていました。

 

先ほどTwitterで『嫌われる勇気』というアドラー心理学を用いた著書についてつぶやこうとしたのですが、これについて長くなるので久しぶりにブログでも書こうと思いPCを立ち上げた次第でございます。

 

 

 

      『嫌われる勇気』

知っている人からすると聞き慣れた特に違和感の無い言葉かもしれませんが、よく考えると嫌われる、という言葉と勇気という言葉の掛け合わせって違和感を感じませんか?

 

例えば、一歩踏み出す勇気、とかだと一歩踏み出すというプラスの言葉と勇気というプラスの言葉の掛け合わせなので、一歩踏み出すことが勇気とつながっているために違和感はありません。

ですが、嫌われることは少なからずプラスの言葉で無く(嫌われる勇気の本文では嫌われることがマイナスだ、ということでは無くむしろプラスだという内容なので結果的にそう言った解釈は誤謬を含む可能性はありますがここでは一旦言葉単体の意味で持ち出してみましょう)マイナスの意味であり、勇気とは真逆にいる言葉な気がします。

 

では、なぜこのような題名で出版され、多くの人の手に取られ、ブームを巻き起こしたのでしょうか?

 

その答えはこの、【マイナスとマイナスの掛け合わせの違和感】にあるのです。

 

例えば、先ほど例に出した一歩踏み出す勇気、という題名の本、なんだか過去に見たことがあるような気がしませんか?

 

そうなんです。プラスとプラスの掛け合わせの言葉は、過去に擦り切れるほど使い込まれたありふれた言葉であるが故に人の記憶には残らない。なので昨今の出版界ではこの違和感のある題名がオーソドックスになってきています。違和感があるネーミングが人の気を引くことを理解しているが故の方針だと言えるでしょう。

 

たしかにこの方針は正解?というか合理的だと思います。私も書店に足を運び、読みたい、おもしろそう、と思う本はどこか題名が変わっていたり、興味を引くものであることが多いです。題名や表紙からまずファーストインプレッションを得て、そこから内容に入っていく、現代の本の販売体系を考えれば合点がいきますね。

 

この『嫌われる勇気』も、例えば『アドラー心理学 好き嫌いって気にしなくてもいい』とかだとなんだか逆にありふれているというか、インパクトに欠けますよね?(私のネーミングセンスが無さすぎます、すみません)

 

つまり、人の興味の初動は違和感によるインパクトであると、ことこの出版界においては鉄則とされているのでしょう。最近はそういった題名ばかりであまり興味が湧かないことも多く、書店に足を運ぶワクワクも少しばかり減っているような気がしています(それでも月1.2では通っていますが、、)

 

なので私も執筆する際はおもしろい?ネーミングの題名をつけて世に放ちたいと思います(その際はよろしくお願いします。当方ネーミングセンスのカケラもありませんので、、、。

 

 

追加 最近読んだ面白かった本

 

『道は開ける』 D カーネギー

 

かなり古い本ですが、自分がどういう思考法なのかどう言った事に問題を感じるのかなどについて深く考えさせられる一冊でした。おそらくこの本は読む人の気持ちや状況によって内容の理解がかなり変わるだろうなというのが感想です。あまりここで内容を書くとこの本に関しては価値が低くなる気がするので軽めにしておきました。

 

全体を通して言えることは、世代や場所を超えて多くの人に読まれている本は含蓄する所が大きいですね。学びのレベルが深いなと感じます。

f:id:cofeck_factor_V:20210211230048j:image

 

ではまた次回以降もブログの最後に面白かった本を(過去に読んだ本も含めて)紹介していこうかなとおもいます。またブログに関しても何か意見、コメントなどあれば書き込みよろしくお願いします。 

 

では!